誰も知らないやり方で

音楽とか映画とか本とか日常をネタバレありで考察するブログ

映画(評価B)

【映画】キサラギ【在りし日の小出恵介】

宇多丸さんが酷評していたから期待せずに観たのだが・・・面白いやんけ。 やっぱり映画は自分の目で観て確かめなきゃダメだな。 BGMとか変なノリが『かまいたちの夜』みたいで楽しい。 オーバーアクトで笑いを誘っていくという手法はあまり好きではないのだ…

【映画】ターミナル【ベニー・ゴルソンのサイン】

スピルバーグほど映画業界全体に多大な影響を与え、大きく貢献している人物はいないのは事実だが、個人的に好きな作品は少ない。 私が映画に求めているのは「音楽とコメディ」なので、SF兼ミリタリーオタクのスピルバーグとは相性が悪いわけだ。 今作はその…

【映画】下妻物語【ツッコミは必要ない】

「女の友情」という私にとって死ぬほどどうでもいい事柄がテーマだし、『告白』の監督だからあまり期待していなかったのだが、観てみるとそれほど悪くはなかった。 ゴスロリとヤンキーという題材はケバケバしい視覚効果と相性が良いため、CM出身でカラフルな…

【映画】野火【塚本晋也版】

超低予算の自主制作であるためか、本職の役者がほとんど出ておらず、台詞が聞き取りにくくて困った。 なにしろBGMが流れているシーンでも小声なのである(まぁ飢餓状態なのに腹式呼吸で喋っていても違和感あるけど)。 兵士達の顔も現代的で妙に幼く、画面も…

【映画】ジョゼと虎と魚たち【実写版ロリババア】

非常に完成度の高い恋愛映画。 福祉や「身障者の恋愛」といった扱いにくい部分にも切り込んでいるし、綺麗事で終わらせない締めくくり方も見事。 「それは愛情なのか同情なのか」という障害者に対する普遍的な感情を表現できている。 有り体に言えば「妻夫木…

【映画】ゾンビハーレム【森行かへんのかい!】

ほとんど期待せず観たからか、意外と面白かった。 イギリス産ということもあり、『ショーン・オブ・ザ・デッド』的な批評性とユーモアがある。 ゾンビの生態は作品によって異なるため、その差異を楽しむのがゾンビ映画鑑賞の醍醐味というもの。 今作のゾンビ…

【映画】オール・ユー・ニード・イズ・キル【死にゲー】

ループもの特有の稚拙さはあるものの、そこはさすがトム・クルーズというべきか、なかなか仕上がってる作品でしたね。 アクションのルックは『スターシップ・トゥルーパーズ』や『ギアーズ・オブ・ウォー』みたいでアガるし、普通の映画なら1、2回ぐらいしか…

【映画】ナイトクローラー【非正規労働者の復讐】

非正規労働者で学もなくて人間嫌いだけど、地頭は悪くなく命も惜しくない主人公がカメラを使ってテレビディレクター(つまり正規労働者の頂点)から金をふんだくり、自己実現する話。 一見、くまえり事件とかゴッドハンド事件のような「認欲欲求に基づいた自…

【映画】愛が微笑む時【ロバート・ダウニーJr】

ようするに『ゴースト ニューヨークの幻』のコメディ版なんだけど、非常にテンポが良く、気持ちの良い人間ばかり出ているので、楽しく観ることができる。 幽霊がイマジナリーフレンドとして描かれる少年期から、現実主義の弁護士になった青年期へ一気にジャ…

【映画】幸福の黄色いハンカチ【ケン・タカクラ】

濃い、濃すぎる。 高倉健、桃井かおり、武田鉄矢、三人共芝居が濃すぎる。 クドくて胸やけしそうだ。 途中で出てきた渥美清があっさりして見えたくらい、主演三人がクドすぎる。 武田鉄矢がクドい演技をするのは知っていたが、桃井かおりがここまで大袈裟な…

【映画】フォー・ルームス【オムニバス】

【ROOM 321 お客様は魔女】 伝説の魔女を復活させるため、魔女達が集まって、半裸で変なダンスをしたり儀式をする話。 下ネタ全開で楽しいけど、ベルボーイのオーバーアクトが微妙。 【ROOM 404 間違えられた男】 「二転三転しすぎて味がしなくなる」という…

【映画】リトル・ミス・サンシャイン【ポール・ダノ】

この映画はかなり女性向けであると思う。 ジャンキーで色ボケの祖父、理屈馬鹿の父、ホモの叔父、コミュ障の息子、という問題のある男たちに対して、妻と娘にはさしあたり欠点はない(娘はミスコン体型じゃないってだけで悪い子ではない)。 大まかに言えば…

【映画】ジュニア【本当に駄作なのか?】

※えっ?シュワちゃんが妊娠!?・・・と言ってもそれは映画のお話。 「駄作の代名詞」 とまで言われる一方、「実はそれほど悪くない」という意見もよく見かけるカルト作品。 筋骨隆々なアーノルド・シュワルツェネッガーが眼鏡かけてカーデガン着てるだけで…

【映画】そして父になる【納得いかないリリー賛美】

大卒の親か高卒の親か、サラリーマンか自営業か、都会か地方か、一軒家かマンションか、アウトドアかインドアか、一人っ子か兄弟か、そして血統か環境か、という子育てに関する普遍的な問題を正面から扱った作品。 大筋は「福山がリリー・フランキー的価値観…

【映画】アバウト・タイム 愛おしい時間について【タイムリープ】

時間を行ったり来たりするため、けっこう複雑な話ではあるのだが、テンポがよく、非常に見やすい。 監督がミスタービーンの脚本家でもあるためか、ギャグの入れ方も上手い。 登場人物が全員微妙に変人というのも楽しく、妹のキットカットと老人ボケの叔父さ…

【映画】君の名は。【新海誠のベスト盤】

やたらと光の差し込むビジュアルの中で「執念深い恋心」を描くことでお馴染みの新海誠氏の最新作。 アニメーションの基本的な部分が正統に進化しており、観ていて生理的に気持ちがいい。 田舎描写にせよ都会描写にせよ洗練されすぎているとは思うが(実際の…

【映画】バーン・アフター・リーディング【ブラピはミスキャスト】

「純度100%のコーエン兄弟作品」って感じ。 ガバガバな計画がグダグダに進行してドタバタした挙句、それなりに惨事が起きて第三者が得をするといういつものノリ。 過去作で言えば『ファーゴ』に近い。 雰囲気が軽くて見やすいし、ギャグも楽しいので悪い作…