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ハロウィンが定着してエイプリルフールが定着しない理由

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今年も各所でエイプリルフール企画があったようですが、例年のような炎上騒動はとくになかったようですね。

ネットにおけるエイプリルフールの取り扱い方がようやく浸透したのか、それともエイプリルフール自体、やる方もやられる方も飽きてうんざりしたのか。

 

日本には「無礼講」という文化がある。

無礼講の辞書的な定義はともかく、ここでは無礼講を「無礼な事をやっても許される場」とする。

日本人は基本的に「言いたいことも言えないポイズン民族」なので、言いたいことを言える無礼講が大好きなのだ。

飲み会、花見、祭り、バレンタインデー、クリスマス、正月、成人式、ネット掲示板、などなど日本で定着している習慣は無礼講精神に基づいている。

ハロウィンが定着しつつあるのも、実によくできた「無礼講デー」だからである。

「この日は無礼講だからコスプレして大騒ぎしてもいいよ」ってわけだ。

MCバトルが流行したのも「ビートの上なら何を言ってもいいぞ」という無礼講マインドがあるからだろう。

 

で、エイプリルフールなんだけど・・・

エイプリルフールには無礼講感がいまいち足らないと思うんだよなぁ。

他の無礼講デーと違ってただ騒げばいいというものではなく、「嘘をつかなければならない」という制約もあるからハードルが高い。

酒も絡んでこないため、タガが外れ難い。

そもそも、大半の人間には「嘘をつきたい」という願望がない。

嘘は相手を貶める時や自分の身分を偽る時に仕方なくつくものだ。

嘘をつかなくて済むなら、つかない方が幸せなのである。

 

企業とかは無礼講のノリで嘘ネタを披露してくるんだけど、こっちは無礼講モードになっていないから、ズレが生じてなんか痛々しい感じがする。

花見で酒飲んで大騒ぎしている人を素面で見せられる感覚に近い。

恵方巻もなぁ、アレって無礼講感ゼロだから、そりゃ根付かんよ。