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【漫画】デストロイ アンド レボリューション【オールドスクールSF】

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うーむ・・・

なんというか、身も蓋も無い言い方をすればオールドスクールSFの寄せ集め」であった。

火の鳥未来編、AKIRAデビルマン、ワールドイズマイン、ガンダムデスノート、そしてキューブリックの『2001年宇宙の旅』辺りが主なネタ元であろう。

 

森恒二作品の面白さは「作者の自分語りとウンチク」にあると思う。

ホーリーランド』であればストリートファイトのやり方、『〇〇島』であればサバイバル術、といったウンチクに読み応えがあったのに、デスレボで披露されるのはどこかで聞いたことあるようなSFウンチクばかり。

 

主人公は棚ボタで超能力を得て、棚ボタでユウキと親友になり、棚ボタで彼女をゲットするという棚ボタ三連発男であるため、感情移入できない。

ホーリーランド』のような地道な修行がないのである。

しかも、出番そのものが少ない。

 

問う者の発想が嫌儲民レベルのため、政治家とか警察に対する嫌がらせぐらいしかやっていないのも難。

「アメリカを粛清する」という件もなんかフワフワしてるし。

デスノート』の方がまだプランがあったと思う。

 

この漫画で唯一良かった点は、ワンネスに触れたもののリアクションですな。

ワンネスと言うものはようするに超能力とかガンダムニュータイプみたいなものなのだが、ワンネスに触れた後感動で痙攣している様はなかなかのインパクトがあった。

 

オチはSF映画の定番、「人類から進化する」というもの。

終始一貫して古典的であった。

 

【評価】30点

【作者】森恒二