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フリースタイルダンジョンのモンスターがMステに登場、そんなことより志人の証言がヤバイ

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先日フリースタイルダンジョンのモンスターが『MONSTER VISION』という曲でミュージックステーションに出たから10年ぶりぐらいに当番組を見たのだが、共演者達を見てこれが今のメディアが想定している一般的な『ミュージック』なのかと呆れかえった。

いやまぁMステなんて元からただのアテフリカラオケ番組、そんなことはわかってる。

でもそれにしたってあまりにも低クオリティすぎる。

20年前ならブランキーやミッシェルや小沢健二だって出演していたのだ(オザケンはこの前も出たけど)。

 

Dungeon Monstersのパフォーマンスについては音源から想像できる通り、チコだけ良かった(パブロのルックスは関ジャニよりカッコよかったが)。

この曲よりもMSCが『音信不通』をかましてくれた方が、マイクリレーもヒップホップの醍醐味も一発で伝わるんだけどなぁ。

ジブさん引率でタトゥーを長袖で隠してドタマがキンキン声をだして尚且つ短縮版でラップしないとテレビには出られない、そりゃそうだ。

他に道はないんだからそうするしかない、それもわかってる。

なぜチコのバースが飛び抜けているのか、これについては持論があるのでまたそのうち。

 

先日、秋元一族のアイドル(須藤梨々花)が結婚発表したとかで侃々諤々あったようだ。

メディアの内側にいる人、ライフハックな人、SNS民からすると、こういうサプライズを祭りとして楽しめない人間はダメなんだそうだ。

こんなの週刊誌にスクープされるのが嫌だから事前に発表しただけのことだし(ようするに密告される前に自白しただけ)、ものすごくどうでもいい。

所詮は秋元ブランド、どう転んでもべつに私には関係ない。

CD購入した人が怒るのはそりゃまぁそうだろって感じ。

ただ、こうした糞どうでもいいことがある種のエンタメになっていることにウンザリ。

ただの「悪目立ち」をさも高尚なマーケティングであるように吹聴するのはやめてくれ。

 

芸能人の不倫とか違法運転とか、マジどうでもいいわ。

「こういうの全部ひっくるめてエンタメですよ~」という電通とその寄生虫が広めているつまらんノリに心底疲れている(もちろんそんな話題に右往左往している衆愚にも)。

丸めてゴミ箱へポイっとできないものか。

 

ネットに身を置いている限り、こういった話題が目に入ってくることは避けられないわけで、まるでいつの間にか誰かに亀の甲羅を背負わされてちょっとずつ重量を足されているような感じだ。

やけに肩がこる、疲れる。

電通に教わらなくてもエンターテイメントなら知ってる、ジェームス・ブラウンオーティス・レディングジョージ・クリントン忌野清志郎が生涯を賭してやっていたのがそれだ。

私はエンタメが見たい。

 

我々は皆ネット民である。

もう網からは逃れられない、甲羅は下せない。

したがって、くだらないネットニュースを完全に避ける事はできない。

 

ものすごく自己愛が強くて強欲傲慢な人間が半可でどうでもいい産物を見せびらかしてくる、自我の弱い人間がそれに同調する、そこに迎合できない人間は嫉妬民と見なされ、踏みつけられ切り捨てられる。

エンタメにせよ政治にせよ労働環境にせよ、日本中にそうした自己愛性人格障害同調圧力のコンボ」が蔓延して無限に続いている感じだ。

格闘ゲームなら永久コンボは修正されるが、日本は糞ゲーなので修正パッチは配布されない。

 

先日、御大DJ KRUSHのリリパで証言を演ったようだ。

証言について今更解説するのも何なのだが、この曲はもちろん日本語ラップ史上最高級のマイクリレーである。

LAMP EYE - 『証言』

証言をよく聴けば、実はガッツリ押韻しているのはZEEBRAだけだということがわかる。

RINOの語感、YOU THE ROCKのスタミナ、ZEEBRAライミングTWIGYのイマジネーション、そしてD.Lの強靭な知性。

やり方は七者七様、それぞれが独立しつつ結合している。

テンプレ通りのバトルMCみたいに「ケツで韻踏んで語尾のイントネーションを上げているだけ」の能無しはいない。

 

で、先日の「RINO、 OMSB、チプルソ、呂布カルマ、Meiso志人」というメンバーで演った証言について。

「どうせRINOが最高なんだろ」と思って聴いてみたら、ああ志人志人様、御見それしました(もちろんRINOは最高として)。

さすがは日本語ラップの極北『禁断の惑星』を作った男である。

志人は歌ったスマートフォンはスマートじゃない、鉛筆に握り替えろ!」

このメッセージは今の私がほしかったラインだ。

くだらんネットニュースなんぞ何のジャーナルでもない、一体何が面白いのか、鉛筆に握り替えて考える時期が来ているのだ。

いやまぁネットの賜物であるブログで主張するのも何だし、ニュースを広めている人が自戒してくれないとどうしようもないんですがね。

 

などと考えながらそういや志人は『暴言』にも参加していたなと思い出して聴いてみたら・・・

いやはや全くその通りでございます、反省。

DEV LARGE - 『暴言』