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【映画】ノック・ノック【嫁になんてことを】

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「異国でハメを外しているといきなりとんでもなく悲惨な目に合わされる」でお馴染みのイーライ・ロス監督作品。

今回は異国どころか自宅で散々な目に合ってしまう。

イーライワールドにもはや安全地帯はないのか・・・

二人組の黒髪女の方が監督の妻だということを知った上で観ると、彼に畏怖の念を持たずにいられない。

NTRマニアの鑑と言える。

 

ただ、『時計じかけのオレンジ』や『ファニーゲーム』の女性上位版というコンセプトはわかるのだが、キアヌが分け入っても分け入っても清潔すぎるし、女二人組がさほど悪魔的な存在に見えないのが難。

そもそも最初から未成年に見えないんだよなぁ。

 

レコード収集、芸術志向、マイホームパパ、拳銃、そして『ファイト・クラブ』、そうした「男性が信仰しているものを無教養主義の女性が踏み潰して去っていく」という意図は汲めるけど、どうも手ぬるい。

この程度なら日本のAVの方が断然屈折してますよ。

黒ギャル集団痴女モノとか、もっと極端なことやってますから。

オチが『ファイトクラブ』なんだから、ラストはサブリミナルで女性器を大映しにすべきだろう。

 

というわけで不満は多いが、腐ってもイーライ・ロス

やっぱそこそこ面白いです。

元ネタの『ファイト・クラブ』や『ファニー・ゲーム』以上に男向けの映画に仕上がっているのはさすが。

とくに前半、二人がかりでキアヌをその気にさせていく件はほぼ完璧だった。

 

Pixies - 『Where Is My Mind』

ファイトクラブはもはや聖書、引用されるのは当たり前なのだ

2015年 アメリカ 99分

【評価】60点

【原題】Knock Knock

【監督】イーライ・ロス